世界観

「JellyJewelleryWorld」
新発売の完全没入型VRゲームとして多くの人の手に渡ったそれは、新世界へと人類を招く扉であった。
現実と幻想の区別がつかない人類を襲ったのは、ゲーム内で敵キャラクターとされていた「ジェリーズ」たち。
空に浮かぶ大きな一つの雲から振り続ける彼らは人類を襲い、呑みこんだ。
絶望する人類の前に現れた一人の女神は人類に武器を与える。
「ARMOND」
さぁ、それを取り戦いなさいと。
一人の英雄は立ち上がった。
一人、また一人と、人類は戦うことを選んだ。
これは奇妙な生物と人類の新たな世界と種の存続を賭けた争いの物語である。

用語

JellyJewelleryWorld

本物語の舞台となる世界。
本来ゲームタイトルでありそのゲームの舞台となるはずだったもの。
ゲームプレイヤーたちはこのゲームを起動後、起動地点の周囲50m以内の人間らも巻き込みながらこの世界に転移させられた。※本編は転移より10年後から開始する。
横に円形に広がる広大な世界とされているが、実際にその端までたどり着けた人類はまだいなく、それどころか人類の拠点である「宝石の街」の周辺以外はほとんど開拓されていない。
空には一つ大きな雲が浮かんでおり、そこから人類の敵である「ジェリーズ」たちが振ってくる。

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人類

我々のような現代から転移させられた人間たち。十年たった今もいまだに時々転移させられてくるが、旧世界の方で何が起こっているかは転移者による説明でしか収集できず断片的である。人類は十年をかけて大きく三つの勢力に分かれることになった。

◆宝石国
最初にARMONDを手にした人物がそのまま多くの人々をまとめ人類本拠点である宝石の街を統治した。軍隊を創り上げその下に戦いを選ばなかった人間らが民となりコミュニティが形成された。勢力的に一番大きく人数も多いし財力や武力も兼ね備えている。
◆開拓者
そのほとんどがゲームプレイヤーたち。巻き込まれた人間らの批難により宝石の街に滞在しにくくなった現状や、純粋なゲームプレイヤーとしてこの世界を攻略しようとする者たち。異世界ものの冒険者とも近しいかもしれない。その活動や立場から死と隣り合わせながら、人数が多く減少することもないのはゲームプレイヤーでなくともこの世界に人類の領域を広げようと考えたり、単純な好奇心など様々な理由から開拓者になる人間もいるからである。開拓者と比べ宝石国が保守的に立ち回っていると言えるだろう。
◆組合
宝石国と開拓者らの中立に位置し、新たな転移者への対応、宝石国内での問題発生から開拓者らへの依頼、ARMONDの新規開発、宝石の研究などを行うコミュニティ。当初は純粋な属さない人間らが人類として仲介役を担うことを選んだ結果であったが、研究者や科学者なども巻き込まれていたためそれらを宝石国もしくは開拓者らに偏らせることで天秤が崩れることを恐れ、取りまとめることにしたという経緯がある。両側への武器提供や、逆に情報・宝石を収受することで関係を落ち着かせている。

ARMOND

女神より与えられた人類がジェリーズに対抗するための武器。
この武器のみがジェリーズに有効的な攻撃を与えられるが、その起動にはジェリーズのコアである宝石が必要。
宝石の街及び、まだあまり発見されていないが世界に散らばって設置されている女神の泉から入手可能。
主に組合が中心となって開発する武器パーツを取り付ければさまざまな武器へと姿を変える。

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ジェリーズ

スライムのような不定形な体を持ち、顔などはないが大きな塊に短足、身体と同じぐらい前後幅がある平たい手をもつ怪物で人類の敵。
空に浮かぶ雲の塊からこの世界中に降り注ぎ、人類を襲う。
ARMOND以外の攻撃手段では大した被害を与えられない。

主な攻撃手段は接触。物理的に手や体で人類をとらえると体内に引きずり込みそのまま消化を始める。
他にも上位種となると壁や身体を溶かしてくる液体を飛ばしてきたり、通常よりも硬い皮膚と重さで押しつぶしてきたりする。
中には武器のようなものを形成して攻撃してくる個体もいるらしい。

弱点は体内にあるジェリーズのコアとなる宝石。それを身体から取り出すか破壊されると活動を停止する。

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宝石

ジェリーズのコアであり、宝石の街など新世界現地でも自生する鉱物。
一定時間で特殊なエネルギーを生産し続けるためそれを利用して電気のかわりにいろいろなものを動かしている。
自生するとは言うがそのほとんどが既に採掘されており、現在の主な入手方法はジェリーズの討伐である。